日本人の「色」に対するイメージとは
「気分が落ち着く色は?」「異性の服の色で、好感を抱きやすい色は?」など“色”に関する興味深い回答がたくさん見られる、色のアンケート。
色に関する様々なアンケート結果をまとめましたので、日本人の色に対する意識傾向を見ていきましょう。
男女で差が!みんなが好きな色
好きな色の1位は「白」・2位は「緑」・3位は「青」、これらの色が多くの人から好感を持たれやすい色であると言えます。
特に「白」は全ての年代、性別においてトップ3に入っており、みんなに好まれている色であることが分かりますねね。
男女別でみると、「紺」「青」「緑」は男性の方が、「ピンク」「オレンジ」「紫」は女性の方が好きだと答えている割合が際立って高く
さらに性別と年齢を合わせて見てみると、男性は「黒」「青」は若い世代の方が好み、「紺」「緑」は年代があがるにつれて多くなっています。
一方、女性は若い人ほど「ピンク」「緑」が好きで、年代が上がるほど「黒」を好む人が多くなっています。
嫌いな色トップ3には、あの色が!
嫌いな色の1位は「ゴールド」・2位は「ピンク」・3位は「紫」
男女別でみると、「ピンク」「紫」「ゴールド」は男性の方が、「紺」「緑」は女性の方が嫌いだと答えている割合が際立って高くなっています。
さらに性別と年齢を合わせて見てみると、男性は全体的に同じような傾向。
一方、女性は若い人ほど「ピンク」「紫」が嫌いで、年代が上がるほど「ゴールド」「グレー」「オレンジ」が嫌いという傾向が。
女性の好きな色でベスト3に入っていたピンクが、嫌いな色のベスト3にも入るという結果ですが、それだけ注目度の高い色であるとも言えそうです。
やっぱり〇〇色!気分が落ち着く色はこれ
1位の「緑」はどの世代でも落ち着くという回答率が高く、頭ひとつ抜けた形。
2位は「青」・3位は「紺」、そして紺に1票差の同率で「白」が続く結果に。
癒し効果が高く、平和・平穏の象徴でもある緑色に、人は落ち着きや安心感を感じると言うことでしょう。
男女で比較すると、女性の「ベージュ」が男性の約倍、「ピンク」は男性の倍以上。
さらに年代別で比較すると、「グレー」「ベージュ」は男女共に年代が上がるにつれ高くなる傾向が見られました。
年齢を重ねるにつれ、落ち着いた色合いを好むようになる傾向が、日本人には顕著に表れているようです。
普段良く来ている洋服の色は?
1位は「黒系」・2位は「青系」・3位は「白系」、トップ3全て40%超えの結果に。
この3色を着ている人はかなり多いようで、実際に街でもよく見かけますよね。
コーディネートもしやすく、派手すぎず好感の高い色ということで、納得の結果です。
男女別に見ると、男性の方が突出して高いのは「白系」「青系」、女性の方が突出して高いのは「黒系」「ピンク系」「ベージュ系」「茶系」。
さらに性別と年代を合わせて比較すると、男性は、「黒系」は若い世代が、「グレー系」「ベージュ系」「茶系」は年代が上がるほど着ている人の割合が増えています。
女性では、若い世代の方が高い割合なのは「黒系」「茶系」の暗めの色、年代が上がるほど「ベージュ系」「赤系」「ピンク系」など明るめの色が増えています。
また、緑色は落ち着く・好きだという人が多かった割には、洋服に取り入れている人の割合が少ないという事も興味深いですね。
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みんなの好きな色・嫌いな色・落ち着く色…自分の思い浮かべる色とアンケート結果には違いましたか?
好きな人が多い色は、好感を持たれる可能性が高いと言うこと。
そんな風に考えたりしながら、色の使い方の参考にしてみるのも、いかもしれませんね。
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▷アンケート掲載元:http://chosa.nifty.com(アンケート実施日時:2012年8月31日~9月6日/有効回答数:3,553)