『梅雨だる』という言葉をご存じですか?
梅雨の季節、何となくだるい、身体が重い、調子が悪い…こんな症状がある方は、もしかしたら梅雨だるになっているかも?!
今回は梅雨だるの原因とその解消方法を、色を交えながらお届けします。
実は多くの人が感じている、梅雨の時期の体調不良
「ウーマンウェルネス研究会supported by Kao」が、首都圏在住の20~50代の女性425人を対象に実施した「身体や精神面の不調が出やすい梅雨時期の過ごし方に関する意識調査」の中で
1年の中で、身体や精神面で不調を感じやすい月は何月か尋ねたところ、最も多い回答は「3月」(24.2%)で、僅差で「6月」(23.8%)が続く結果に。
40代以外の女性は「6月」に最も不調を感じていることがわかったそう。
出典:news.mynavi.jp
不調の症状上位3位は「だるい」(44.1%)、「肩こり」 (41.8%)、「疲労感」(32.2%)。
「憂鬱な気分になる」(28.0%)、「やる気がしない」(23.2%)など、身体の不調だけではなく、精神面の不調を訴える人も多かったもよう。
梅雨の時期特有の不調「梅雨だる」の症状は、倦怠(けんたい)感や頭痛、生理痛、腰痛、肩こり、便秘や下痢、ぼうこう炎、肌トラブル、憂鬱感など、人によってさまざま。
毎年症状や程度が同じとも限らないので、注意が必要だそうです。
出来ればなりたくない…梅雨だるの原因は?
出典:news.mynavi.jp
「梅雨だる」の原因としては、梅雨の時期特有の気象条件が挙げられています。
気温、湿度、気圧などがめまぐるしく変わるため、体調をコントロールする自律神経の働きが乱れやすくなり、不調につながるのだそう。
また、温度が上昇することによる発汗の乱れも原因の一つ。
汗をかいても梅雨の時期は湿度が高く、皮膚表面の汗が蒸発しにくいため、身体などがぬれた状態でクーラーにあたり、知らず知らずのうちに身体を冷やしてしまうことも。
蒸し暑い中、冷えた食べ物や飲み物ばかりを摂取し、更に体温の低下と不調を招くこともあります。
このようなストレスが複合的に重なり、『梅雨だる』を感じる人が増えているようです。
梅雨だるを解消する方法と色の関係
★健康的な食生活
偏った食生活は、ビタミンやミネラルの不足を引き起こします。これらが不足すると、人の身体はストレスと闘えなくなりますので、まずは健康的な食生活を心がけましょう。
また、お菓子など糖質の多いものは、疲労回復や神経機能を正常に保つビタミンB1を消費してしまうためほどほどに!
糖質の代謝を助け、疲労物質を分解するビタミンB1を積極的に摂取しましょう。
ビタミンB1は、玄米や胚芽精米などの精製されていない穀類・豚肉やレバーなどの肉類、にんにく、大豆などに多く含まれています。
★"冷たい"・"冷え"に気を付ける
夏に向けてつい摂取しがちな冷えたジュースやアイス・冷たい食べ物…これらは身体を内側から冷やしてしまうため、取りすぎには十分注意を。
梅雨の蒸し暑い中でも身体の中が冷えてしまっている場合があり、体調不良に繋がりますので、たまには温かい食べ物・飲み物を取るよう心がけましょう。
食事を取る器の色を暖色系(赤やオレンジなど)にすると、より温かく感じるため、さらに効果が増します。
シャワーのみになりがちですが、湯船に使って身体も温めるようにすると、随分違いますよ。
同じく暖色系のインナーを身につけることで、身体は温まりますので、冷えを強く感じる際にはオススメです。
★身体と心のリラックス・リフレッシュに努める
なんと言っても大敵なのはストレス。
身体の緊張には、ストレッチがオススメ。肩を回したり、簡単な運動をするだけでも、身体がほぐれるので是非行いましょう。
また、アロマなどの気に入った香り・心地よいと感じる香りを生活にプラスするほか、部屋の中のインテリアの色を変えるのも効果的。
体が疲れているならグリーン系・心が疲れているならパープル系をインテリアに取り入れると、それぞれの癒し効果が得られます。
また、リフレッシュして元気になりたい!という場合はイエロー系もオススメ。気分が明るく前向きになりますよ。
大きな家具を買い換えなくても、クッション一つや小物一つからで効果がありますので、気軽に初めてみても。
バスルームで入浴する際は、「炭酸入浴」を取り入れると高いリフレッシュ効果が得られるとのこと。身体もより温まりそうですね。
今日のポイント
この時期つらい身体の不調、実は『梅雨だる』だったのかも?!
気候や気圧は私たちではどうにもなりませんが、少し気を付けるだけで、梅雨の不調を改善できるかも知れません。
食生活・身体の冷え・ストレスに注意して、憂鬱な気分と重〜い身体を、軽くしたいものですね。
身体の疲れには緑・心の疲れには紫・元気になりたいなら黄色、ぜひ色の効果も利用しながら、梅雨の時期を元気に乗り切りましょう!