このページでは「同一色相配色」「隣接色相配色」「類似色相配色」「中差色相配色」「対象色相配色」「補色色相配色」の6種類の詳細と、イメージを確認していきます。
同一色相配色
色相差0・角度0の組み合わせ、つまり同じ色の配色です(無彩色と有彩色の配色も含む)
完全に同じ色相の色を組み合わせているため、最もまとまりを感じられる配色になります。
トーンを変えて、色みに差をつけることが出来ます。
隣接色相配色
色相差1・角度15度の組み合わせです。
色相環上で隣り合う色同士を組み合わせるため、統一感がある配色になります。
こちらもトーンを変えて、色みに差をつけることが出来ます。
類似色相配色
色相差2〜3・角度30または45度の組み合わせです。
同一・隣接色相配色ほどのまとまりはありませんが、まだ色みに共通性があるため、色相が離れた印象にはならず比較的調和しやすい配色です。
中差色相配色
色相差4〜7・角度60〜105度の組み合わせです。
色相環上でもやや離れた位置の色同士になり、色同士の共通性はあまり感じられません。
まとまりにくいと感じる場合は、トーンを近づけ、明度や彩度が似たもの同士を組み合わせると調和しやすくなります。
対照色相配色
色相差8〜10・角度120〜150度の組み合わせです。
色相環上でもかなり離れた位置にある色の組み合わせのため、メリハリのある印象が強くなります。
彩度の高い色ほどメリハリが強く感じられ、派手な印象になります。
補色色相配色
色相差11〜12・角度165〜180度の組み合わせです。
色相環上で反対側に位置する色同士となるため、色同士の共通性は感じず、個性的でメリハリのある配色になります。
彩度が高いほど色の差が際立ち、派手な印象になります。
☆豆知識 〜日常使いで配色センスアップ〜
日常で配色名は必要ありませんが、色相環と色番号、配色のコツが頭に入っていると、カラーコーディネートの際に非常に役に立ちます。
例えば赤のスカートと何色を合わせると調和するのか、派手すぎないコーディネートになるのか?
まとまりある空間にしたいから、茶色のソファーにベージュのカーペットかな?といった風に、普段から自然とセンスの良いコーディネートができるようになるので
色相環は頭に入れておいて損はないですよ!
Point
色相から考える配色には「同一色相配色」「隣接色相配色」「類似色相配色」「中差色相配色」「対象色相配色」「補色色相配色」の6種類の配色があり
それぞれ色相差・角度が決められているため、誰でも効果的な配色を作る事が出来ます。
色相差が小さいほどまとまりがある配色になり、色相差が大きいほどメリハリや個性がある配色になります。