誰にでも美しい配色が作れるコツとは
Webサイト作製やデザインの配色・洋服やインテリアのカラーコーディネートなど、色選びで迷うこと、ありますよね。
なかなか決まらなかったり、思い通りのイメージが作れなかったり…
カラーコーディネートはセンスだと思われがちですが、実は誰にでも美しく・イメージに近い配色を作る事が出来るコツがいくつかあります。
色選びに悩んだら、これから紹介する方法をぜひ試してみてくださいね。
1.使う色を『3色』までに絞る
使用する色(有彩色)を3色までに絞るようにすると、全体が綺麗にまとまりやすくなります。
黒・白・グレーと言った無彩色は3色の中に数えないため、例えば青・白・茶色+黒でもOKです。
色数が絞られることにより、イメージのばらつきや違和感等が出にくくなる簡単な方法なので、特に色選びが苦手な方・つい派手になったり まとまりが無くなってしまう方におすすめの方法です。
2.メインカラー75%・サブカラー20%・アクセントカラー5%の黄金比
使いたい色の配分を決める方法です。デザイン業界では有名な黄金比で、美しく調和の取れた配色が簡単に作れます。
メインカラーは一番大きな面積をしめ、全体のベースとなる色なので、作りたいイメージを象徴する色を選びます。
サブカラーにはメインカラーと相性の良い色を。
アクセントカラーには鮮やかだったり、メイン・サブカラーとは反対の色など、目立ち・ポイントになるような色を選びましょう。
デザインだけでは無く、洋服やインテリアのカラーコーディネートにも活用できます。
3.トーンをそろえる
トーンとは、明度と彩度を合わせたものを言います。
上の図のように分けられたトーン表が一般的なのでこちらを使い説明すると、例えばペールトーン(左上)の色を見ると、赤でも青でも明るく優しいイメージですよね。
このように、同じトーンだと色相(赤・青・黄などの色)が違っても調和しやすく、求めるイメージ(明るく・強く など)も作りやすいのです。
特に色をたくさん使いたい時にオススメの方法です。
4.セパレートカラーを活用する
セパレートカラーとは色同士を”分ける”色のことで、主に白や黒などハッキリした色が使用されます。
似たような色や個性が強い色同士など、隣り合わせにすると疲れる配色や・境目が分かりにくい場合に使うと、綺麗にまとめることができ、視認性がアップします。
配色を引き立てたいなら無彩色(黒・白・グレー)を使うといいですが、有彩色でも境目をハッキリ分けられる色なら問題ありません。
洋服のコーディネートで言うと、ベルトなどにセパレートカラーを活用することが出来ます。
5.自然界の配色を参考にする
自然界の配色は、人間の目で見て違和感が無く・心が落ち着き・安心感を与えてくれます。
そのため、ごく自然な・ナチュラルな・一般受けする配色作りに最適な方法です。
例えば 秋のイメージを作りたい時は紅葉の風景写真を見たり、同じ色でも太陽に照らされたとき・影にあるとき・雨の時でどう色が変わるのかを参考にするといいでしょう。
逆に言えば、自然界に無い(少ない)色や配色をあえて使用すると、不思議でミステリアス・違和感のある配色が完成します。
例えば 自然界に青や紫の食べ物は少ないため、青や紫の料理には違和感があり食欲がわきにくいのです。
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これらの方法は、デザイン・インテリア・ファッションなどビジネスからプライベートまで、すべての色選びに活用できます。
頭の片隅に置いて、迷ったら思い出してみてくださいね。