パーソナルカラーの診断方法
似合う色はどのようにして見つけるのでしょうか?
通常はテストカラーと呼ばれる、様々な色の布(ドレープ)を顔のそばにあて、顔写りの変化を確かめます。
テストカラーは、一般的に赤・青・黄・緑・ピンク・ベースカラー(黒・白・グレー・ベージュ)などで
例えばピンクなら、春・夏・秋・冬の4シーズン分、色味や明るさ・鮮やかさなどが違う4枚のピンクをあてて、顔写りの違いを見ます。
調和する(似合う)色の場合は、顔色が良く見えたり・肌が綺麗に見えるなどの良い変化が見られるので、この良い変化が見られた色の要素や共通点を分析し、パーソナルカラー・似合うシーズンを見つけ出すのです。
正確な診断結果を出すためには
診断をするのも、色を見るのも人なので、診断する側(カラーアナリスト)の知識と正確な目が必要不可欠なのですが
ドレープをあてて顔写りの変化を見ますので、素の状態の顔がしっかりと見えていることが望ましいです。
①・③は素の顔をなるべく広く見るためで、出来ればベースメイクも全て落とした"すっぴん"がベスト。
②・④は洋服やアクセサリーの色が顔に写り込むことを避けるためです。
イベントなどでそのままドレープをあてて診断することもありますが、しっかりと見たい・見てもらいたい時には準備も大切です。
顔写りの変化
似合う色と似合わない色が顔周りにある時では、そんなに印象が違うものでしょうか?
下の絵はSummer(夏)タイプのイラストに
左・Summerのピンクと右・Autumnのピンクのドレープを当ててみたものです。
左の方が色白で可愛らしく見え、右はドレープが目立って浮いているように見えませんか?
顔色もくすんで見えますね(少し遠目に見ると分かりやすいですよ)
では今度は、Autumn(秋)タイプのイラストに同じピンク色を当ててみます。
今度は右のピンクの方が顔色よく華やかに見え、左のピンクは物足りなく感じませんか?
このように、同じイラストでも肌の色や印象が違って見えるくらい、色で顔写りは変わります。
実際に人にドレープをあててめくってみると、色が変わる瞬間にぱっと顔が華やいだり、暗く見えたりといった変化が見られます。
☆豆知識 〜似合う色の幅〜
パーソナルカラー診断は色による顔写りの変化を見る、つまり顔がキャンバスです。
ですのでキャンバスが白く綺麗、つまり色白で肌荒れなどの少ない人ほど似合う色が見つけやすく、色数も多いです。
逆に色が濃い・黒い人や、肌荒れやシワが多いほど、似合う色が少なくなります。
ですので、パーソナルカラーは加齢や環境(日焼けや肌ホルモンバランス)などにより、変化することもあるんですよ。